藤井寛が作り出す京友禅の本格古典柄振袖

皇室への度重なる献上の栄誉を授かる京の名匠「藤井寛」

京友禅の世界において、その名を知らない人はいないほど名高い手描き友禅作家の第一人者です。

藤井寛のきものは、伝統技法の手描き京友禅で染め上げられ、品格の漂う独自の色遣いは匠の技として染色業界に至高の香りを放ち、悠々の古典美をあますことなく現代に生かし続けています。

藤井寛のきものの特徴

一番の特徴として挙げられるのが、繊細なグラデーションで表現される独創的な世界観です。

唯一無二の色彩は、皇族の方に多くお召し頂いている事から、「ロイヤルカラー」と呼ばれ高い評価を得ています。

特筆すべきは、他では真似できない独自の友禅技法にあります。

通常の挿し友禅は「筆」を用いて行いますが、藤井寛のきものは地色の染めから挿し友禅の細部に至るまで「刷毛」を使用する事で、奥行きのある深い色味が表現できるのだと。

地色の工程では、柄を糊伏せせずに刷毛で染め上げる技法は、色同士が混じり合ってしまう大きなリスクを伴いますが、何色もの地色が入れられる事を可能にしました。

卓越した技量のある専属職人を抱える藤井寛の工房でしか成し得ない友禅技法です。

京友禅は、一般的に外注の分業制で着物を作り上げるため、染匠で専属職人を抱えているというのも大きな特徴です。

藤井寛氏は、とても職人を大切にしている事でも有名で、女性が結婚や出産で退職した例はなく、工房では20年以上のベテラン職人達が制作に励んでいます。

クリスマスには、職人の子供達にクリスマスケーキを配ったり、毎年祇園祭では仕出し弁当を全員で頂いたりと、先生がファミリーとして職人達と接している心温まるエピソードをスタッフさんからお聞きしました。

また、藤井寛の作品には、瑞雲(ずいうん)の柄が多く描かれています。

藤井寛氏はもともと雲が好きで意匠に取り入れていましたが、瑞雲とはめでたいことの前兆に現れる縁起の良い古典柄だと知るのは、後になってからだそうです。

色とりどりの雲取り文様をいかに美しく表現するかを追求し、完成された上品な色合いの瑞雲模様は、藤井寛のきものを語る上ではかかせない特徴となっています。

藤井寛の概要

1935年 下絵師 藤井桃蔭の長男として生まれ、幼少の頃より着物の「古典美」に触れて育つ。

1956年 「藤井画房」設立、当初はお誂えの受注制作 寛氏は中学卒業から家業を手伝う。

1959年 同志社大学経済学部卒業後、父桃蔭に師事する。

中小企業の経営学や油絵を学んでおり、他の道も考えていたが、着物職人の地位向上を図りたいという想いで承継。

1960年 「藤井画房」を「富宏染工」に改名。

1972年 富宏染工株式会社設立。

2020年 藤井友子氏が代表取締役に就任、藤井寛氏は会長へ。

藤井寛氏の長女である友子氏は、生まれた時から職人の世界で育ち、継ぐという決意より自然な形で承継

伝統工芸の友禅技術が少なくなっていく中、父の技術を後世に残したい想いと職人の世界を守っていくという哲学を引き継ぎ、日常を彩る着物やインテリアなど新たな挑戦もしています。

藤井寛の所属

京友禅協同組合連合会

京都工芸染匠協同組合

京都手描き友禅協同組合

藤井寛の受賞歴

2002年 伝統的工芸品功労者褒章

2007年 経済産業省製造産業局長賞

皇族の着用歴

皇后陛下(現上皇后陛下)   御訪問着(祥雲重ね)製作従事

皇后陛下(現上皇后陛下)   御訪問着(慶雲昌光)製作従事

皇太子妃殿下(現皇后陛下)  御振袖(王朝典雅扇)製作従事

秋篠宮妃殿下           御振袖(琳派百花舞鶴)製作従事

秋篠宮妃殿下           御振袖(山取松藤慶長模様)製作従事

紀宮様               御振袖(雲取典麗彩重ね)製作従事

高円宮承子様           御振袖(松皮取慶長宝尽くし)

高円宮典子様           御振袖(琳派流水取四季草花)

眞子内親王            御振袖(慶祥雲重ね)の製作従事

着物以外の富宏染工作品

法輪寺の天井画

日蓮宗法音寺京都支院・法輪寺の格天井を手掛けています。

本堂の改装をきっかけに、同寺の檀家である藤井寛氏が安藤主管の依頼を受けて、天井画38枚を2年がかりで制作しました。

1辺が1m20cmの正方形の中に直径90cmの円を描いた生地に、友禅染のモチーフとしておなじみの桜やボタンなどの他に、仏様の供物にもなるナスやヘチマなどが手描きされた「友禅天井画」が展示されています。

「寺院の絵は後世に残る。着物以外でも手描き友禅の技術をアピールしようと、力が入った」と語られています。

RITOFU

コンセプトを「京都の美しいもの」とし、手仕事の着物でありながら日常を彩るクラッチバッグや茶箱、カジュアル着物などを展開しています。

IROMORI

「色を贈る」というテーマの元、色言葉が添えられたインテリアファブリックやストール、ミニサイズの友禅生地をご購入頂ける新しいカタチ。
贈る側は相手を想い、贈られる側は大切に想ってくれていることに気付きます。
そんな想いと想いが重なる時、本当に美しい色が生まれます。

TV出演「タカラベnews&talk」


写真は、BS11タカラベnews&talkより引用

経済ジャーナリストの財部誠一氏との対談で、手描京友禅にかける思いをゆかりの法輪寺で語っています。

藤井寛の振袖

まとめ

現在、振袖市場において手描き京友禅の割合は、約1%しかない希少な振袖となっております。

その手描き京友禅作家の第一人者である「藤井寛」

藤井寛の振袖は、最高級の生地に緻密な友禅技法を施し、日本人の美意識や価値観など時代を越えて愛される古典柄が描かれています。

一貫した手仕事と色彩豊かなロイヤルカラーによって、優美さの中に華やかさを表現したグラデーションが日本の女性を輝かせます。

成人式や卒業式、結婚式に参列される他に、婚礼衣装としても着用して頂けます。

藤井寛の振袖をご覧になりたい方は、みやたけ工房までお気軽にお問い合わせくださいませ。

藤井寛の振袖一覧

成人式の振袖レンタル・購入はみやたけ工房-Google口コミが星5つ【大阪・京都】

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お問い合わせ頂いた方には、価格をお伝えしていますので、お気軽にメールやお電話を頂けたらと思います。

みやたけ工房は、ホンモノの着物を製造する染匠を応援しています。

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