成人式といえば、ショールをしているイメージが強いですよね。
それもそのはず、ショールは成人式以外ではあまり使用する機会がありません。
卒業式や結婚式の参列、初詣や結納など振袖を着る機会がたくさんある中で、成人式以外でショールを着用する方は少ないため、ショールを見ると成人式らしい印象を受けるのではないでしょうか。
しかし、着物のマナーという訳ではなく、成人式は1月の寒い時期に開催する所がほとんどで、防寒対策として着用しています。
特に髪をアップにしていると首元が冷えますので、寒い時期の初詣などで風よけとしてショールを着用しても全く問題ありません。
ショールの他にも、ストールやファーといわれ、色々な種類があります。
ショールの上品な着こなしやオシャレな着こなしなど、たくさんご紹介させて頂きますので、ご参考にして頂けたらと思います。
羽毛系のショール
成人式で、一番オーソドックスな羽毛の白いショールです。
古典柄の振袖に合いやすい上品で若々しい印象ですね。
水鳥だけでなく、スワン(白鳥)の羽根をアクセントにあしらっています。
珍しい水色のショールは、成人式で目立つ事間違いなしです。
毛皮系のショール
白のショールに次いで多いのが、グレーになります。
素材はシルバーフォックスなどが多く、肌触りが良く高級感があり、大人っぽい着こなしをしたい方におススメです。
毛皮の中で最高級といわれるロシアンセーブルのショールです。
落ち着いた雰囲気で、洋装のドレスにも活用出来ます。
チンチラのような風合いが特徴のレッキスラビットファーです。
ガーリーなテイストが、可愛らしい甘めの雰囲気を演出してくれます。
オーガンジーのバラが、クールな印象のラビットファーです。
バラ柄などの現代調振袖には、ピッタリの存在感あるファーですね。
化学繊維のショール
毛皮などが苦手な方におススメなのが、アクリルのフェイクファーです。
本物のような触り心地で、耐久性にも優れ、どんな振袖でも成人式らしさを演出してくれます。
ベルベットのケープは、どこか懐かしい大正ロマンを感じさせるアイテムです。
艶やかな素材が、レトロで気品漂う雰囲気を演出してくます。
黒のフェイクファーは、モダンでクールな印象になります。
レトロモダンや花魁スタイルなど個性的な現代柄振袖で、派手カワな着こなしにおススメです。
まとめ
ショールの選び方のポイントは、『振袖の色とのコントラスト』と『全体の統一感』になります。
例えば、濃い色の振袖に白や淡い色のショールを合わせるとコントラストが綺麗で、薄い色の振袖には濃い色のショールが映えます。
ショールを目立たせたい場合は、色のメリハリをつけましょう。
あとは、『振袖の雰囲気に合うショールを選ぶ事』がポイントです。
正統派な古典柄振袖には上品なショールを、現代柄振袖にはモダンなショールを、といったように全体のバランスを整えて、オシャレな着こなしをして頂けたらと思います。