紫色は、冠位十二階の制度において大徳という最上位の色とされていました。
紫色に染めるには、大変手間がかかる為、身分の高い限られた人しか着用できなかった時代背景から、高貴な色として印象があります。
個性的で神秘的なコーディネートを参考にしてみてください。
紫の振袖古典柄のコーディネート
紫の辻が花の振袖に地色と合わせた小物で、統一感を持たせたコーディネートです。
袋帯や帯締め、髪飾りなど紫の濃淡と相性の良いピンクがオシャレに見えるポイントです。
こちらの振袖は、正統派の熨斗柄の京友禅ですが、描かれた柄の色を上手に使い、華やかな印象にまとめています。
特に帯揚げの緑がさし色として、綺麗にまとまったコーディネートになっています。
珍しい薄紫色の辻が花振袖は、振袖を引き立たせるよう小物の色を抑えたコーディネートで上品になります。
全体的に柄が優しい色合いの振袖は、ハッキリとした色の小物を合わせるとバランスが悪くなるので気をつけましょう。
紫の振袖新古典柄のコーディネート
紫色の同系グラデーションが綺麗な新古典柄振袖に白い袋帯で明るくコーディネートしています。
重ね衿と帯揚げは緑色で揃え、帯締めには赤と紫を入れることでハッキリとさせたところがポイントになっています。
紫色の華やかな新古典柄振袖は、赤色の小物を取り入れ若々しい印象に仕上げています。
帯締めの緑色が挿し色となり飾り結びをすることで大人可愛いを演出しています。
紺紫に同系色の花柄が描かれた振袖は、落ち着いた印象がありますが、
袋帯を薄い金ではなく、濃い金系で合わせると高級感のあるコーディネートに仕上がります。
紫の振袖モダン柄のコーディネート
紫色のモダン柄振袖を既存のコーディネートに捉われる事なく、斬新な着こなしで個性的に仕上げています。
洋装のアイテムを用いる事でドレッシーな印象にまとめています。
黒色のバラがモチーフの単色のモダン柄振袖は、色を合わせたコーディネートがおススメです。
パールが付いた紫の帯締めに、レース付の重ね衿と帯揚げを黒で統一することで、まとまりのある雰囲気になります。
紫の振袖レトロモダン柄のコーディネート
大きな柄の紫色の振袖は、コーディネートの仕方で大正ロマン調に仕上げています。
個性的な髪飾り・縞模様の半衿・市松模様の袋帯がレトロな雰囲気を出すアクセントになっています。
ビビットカラーの柄が特徴的なレトロモダン振袖は、小物も派手な色使いで全体の雰囲気をまとめましょう。
ポップで個性的な色使いがハタチの元気な雰囲気を演出しています。
紫の振袖無地のコーディネート
華やかな柄の振袖が集まる成人式会場で、最も目立つといわれる無地の振袖です。
合わせるコーディネートによって、印象が変わるのでいろいろなスタイルを楽しみましょう。
紫色の振袖まとめ
高貴なイメージがある紫色は、振袖に描かれた柄のタイプや地色のトーンでコーディネートの合わせ方が違います。
鮮やかな紫色から、くすんだ紫色、藤色のような薄紫までバリエーションが豊富な紫色は、とても女性らしい印象が感じられます。
自分に似合う紫をしっかりと考えて、自分らしい紫の振袖を着こなしてみてください。