呉服屋さんって普段なかなか入りづらい雰囲気ですよね。
服屋さんのように、店内を自由に動いて商品を見るというイメージはないからだと思います。
必ず店員さんがついて説明を聞きながら商品を見て行くので、敷居が高いイメージがあるのかもしれません。
初めて振袖のお下見をされる方に、実際お店に行って何をするのかと掛かる所要時間などを順を追って解説していきますので、ご参考くださいませ。
振袖の下見に行くとどんなことをするのかご存知ですか?
振袖選びでかかる時間は?どのくらい
人によって異なりますが、およそ2~3時間です。
好みがハッキリしているタイプの方は2時間程度で、迷われるタイプの方は3時間程度みていた方がゆっくりご覧頂けます。
来店予約をする際は、3時間ほど余裕がある日時にしましょう。
お店に着て行く服装は?
振袖の試着は、服の上から「試着用の襟」を付けて行いますので、基本どんな服でも大丈夫です。
しかし、「振袖を着付けにくい服」や「部分的にわかりにくい服」がありますので、なるべく避けた方が全体の雰囲気がわかりやすくなります。
着付けにくい服 「パーカー」
フードの部分で襟ぐりがごわついてしまうのと、肩の部分の柄が見えづらくなるので、おススメできません。
部分的にわかりにくい服 「ドルマンスリーブ」
袖と身頃がくっついているドルマンスリーブの服だと腰紐で振袖を着付けた後、袖が上がらず袖の柄が見えにくくなってしまいます。
振袖の試着でおススメの服
襟が付いているタイプの服だと、試着用の襟の中から見えたり、ごわついたりしてしまいますので、襟元があいたタイトめの服が理想です。
髪型は?どんな感じがいいとかあるのかな?
服装と同じで、どんな髪型でも基本大丈夫です。
ただ、試着の際に首の後ろで衿を留めるピンが髪にからまらない様に、着物姿の雰囲気がわかりやすくする為に、簡単なアップをして頂きます。
※画像は、『ヘアメイク無料体験イベント』時の髪型です。
通常時は、コームなどで簡易なアップになります。
ヘアゴムやコームはお店で貸してくれますので、必ずしも持参する必要はありません。
店員がカウンセリングしてくれる
入店してすぐに振袖を試着する訳ではありません。
ご成人式の年度や振袖の好み、お嬢様のサイズをお聞きしたり、購入とレンタルとママ振袖のどの試着をご希望か?
またそれぞれのセット内容や価格などスタッフと相談しながら、振袖の試着を行くはじめます。
いざ振袖を試着していきます
お店によって試着できる枚数が異なりますが、できるだけたくさんの色柄を試着することがおすすめです。
2、3点試着しただけではわかりませんので、多い方だと10~20点ほど様々な色柄を試していきます。
また、お店の店員によっては着るもの全てを「似合ってますよ~」と褒めるところは、要注意です。
みやたけ工房では、『振袖パーソナルカラー診断』を行いながら、似合う色と似合わない色をハッキリお伝えしております。
次にコーディネートを合わせます
振袖が決まったら、袋帯や重ね衿・帯締め・帯揚げ・草履バッグなどスタッフと相談しながら選んでいきます。
合わせる色合いによって、雰囲気が変化いたしますので、組み合わせ方はたくさんございます。
洋服と違った色合わせを行うため、難しいと感じられた場合は、店員さんに聞いてみるのも良いでしょう!
前撮りアルバムや当日のお支度
振袖を気に入って申し込まれる場合には、前撮りアルバムのグレードや当日の着付けの良い時間が取れるかなど、セット内容を確認しましょう。
ご契約
気に入った振袖や良いセット内容があり、お申込みされる場合、その場でお金やハンコは必要ありません。
後日、振込みか来店して支払うのが一般的です。
まとめ
気軽に見れて、親切にしてくれるお店を選ぶ事がポイントです。
服装や髪型は、普段通りで全く問題ありません。
カウンセリングでは、どんな色や柄を試してみたいとか、ご予算など遠慮なく希望を伝えましょう。
成人式は、すでに振袖選びから始まっていますので、信頼できるお店との出合いが素敵な成人式を迎える秘訣になります。