友達の結婚式にお呼ばれした時、さて何を着て行こう?と迷った事はありませんか。
洋装にしようか和装にしようか、周りとの兼ね合いもあるし、なかなか即断できる方は少ないと思います。
未婚の方で、「振袖を着て行きたい」もしくは「振袖で来てほしい」と頼まれた場合などは、迷わず振袖を着用して頂けたらと思います。
また、受付やスピーチを頼まれた場合も同じく、振袖を着て行く方向で考えてみてはいかがでしょうか。
参列者に振袖姿の方がいると、結婚式が華やかで格式ある雰囲気になりますので、大変喜んで頂けます。
しかし、振袖を着用する時に気を付けたいマナーもありますので、ご参考にしてみてください。
振袖選び
振袖をお持ちの方は、選ぶ必要がありませんが、お持ちでない方は振袖をレンタルする必要がありますよね。
振袖のレンタルを取扱っているお店を探す時、真っ先に思い浮かぶのが成人式で利用されたお店ではないでしょうか?
一度お世話になっているので、初めて行くお店より安心感があると思います。
結婚式場では、いろんな種類の着物を取り扱っている分、振袖の専門店と比べるとレンタル振袖の品数は物足りないかも知れません。
基本的に好きな色や柄を選べば良いのですが、3点気を付けたい事があります。
結婚式に着用する振袖で気をつけたいこと
新婦さんが、色打掛や引き振袖を着用する場合、同じ色は避けましょう
絶対ではありませんが、事前にわかっているなら避けた方が無難です。
結婚式の主役は花嫁さんになりますので、主役を引き立たせる色を選ばれる事をおススメしますが、同じ色でもゲストの振袖が色打掛や引き振袖より目立つという事はありませんので、あまり神経質になる必要はありません。
持っている振袖もしくは着たい振袖の色が「白」の場合、花嫁さんの色だから着てはダメ?
いいえ、白色の振袖でも大丈夫です。
詳しくはこちらをご参考ください。
『 白地の振袖は、結婚式で着るのはNG? 』
https://miyatakekoubou.com/blog/post-9320/
中振袖を選ぶのが礼儀
振袖には、大振袖・中振袖・小振袖など袖の長さが違う種類があります。
振袖の中で一番袖が長い(113cm以上)ものが大振袖です。
昔は花嫁衣裳として着る特別な着物でしたが、最近では成人式で着る方も多くなりました。
袴の上に着用する袖の短い(75cm)ものが小振袖(二尺袖)です。
結婚式では、セミフォーマル(ワンピース)扱いになるので、中振袖に比べると格式は落ちます。
袖の長さ(95cm前後)が中振袖です。
昔は成人式に着る振袖として主流でしたが、最近では大振袖とあまり区別されなくなっています。
結婚式で花嫁が大振袖を着る場合は、衣裳が似ないように中振袖を選ぶのが礼儀といわれています。
着物を着る時は、フォーマルな場には格式が高いものを、カジュアルな場には低いものが適しています。
振袖は未婚女性の正式な礼服ですが、袖の長さで格式がかわりますので覚えておきましょう。
着付けはどこですれば良いの
多くの結婚式会場では、会場内の着付けサービスを利用する事ができます。
中には、新郎・新婦を通す事でゲスト割引の特典がある会場も。
移動もなく、スタッフも結婚式の時間を把握している為、遅れる事なくきっちり仕上げてくれます。
費用は、必ず自分が負担するように手配しましょう。
心配な場合は、いつも行っている美容室で着付けをしてもらう方法もありますが、
一番楽なのは、会場内の着付けサービスを利用するのが、おススメです。
結婚式が行われる季節によっての注意
結婚式に参列する季節は、屋内では季節を問いませんが、夏場に屋外での結婚式に招待されたら振袖だとかなり暑いかもしれません。
夏用の振袖も存在しますが、レンタルを取り扱っているお店はほとんどありません。
夏に屋外での着用となると大変なので、振袖は着用しない方が良いかもしれません。
また、教会式に参列される場合、振袖は正礼装ですから問題ありませんが、「洋装のみとドレスコードの指定」や「クリスチャンの方への配慮」を考える必要性がある場合も可能性として、頭の片隅に入れておきましょう。
まとめ
結婚式は、新郎新婦をはじめ、親族の方々や友人達にとって生涯に残る思い出深い一日となります。
振袖を着用すると手間や費用もかかりますが、新郎・新婦側もそれは十分わかっていて、そこまでして自分達の結婚式に振袖姿で参列してくれただなぁ~と、とても喜んで頂けますよ。
おめでたい日に、素敵な振袖姿で華を添えられてみてはいかがでしょうか。