おしゃれは足下から・・・という言葉があるように、いくら振袖や帯を綺麗にコーディネートしても足下をおろそかにしてしまっては、台無しになってしまいます。
振袖の草履・バッグは、普段から選び慣れない事もあってわからない方も多くいらっしゃるようなので、草履・バッグの選び方について3つのポイントをふまえながらわかりやすくご紹介したいと思います。
振袖と草履バッグのバランス
まず、草履・バッグを選ぶ時は、振袖や帯のコーディネートに合わせるのが基本になります。
振袖は着物の中でも一番格の高い第一礼装なので、草履とバッグをバラバラに選ぶのではなく、必ず草履・バッグが同じ生地で対になっている礼装用を選ぶようにしましょう。
振袖に金系の袋帯をあわせた場合は、金系の草履・バッグを銀系の袋帯をあわせた場合は、銀系の草履・バッグという感じで、帯の色と合わせるととてもバランスよくコーディネートすることができます。
金系の草履・バッグ
銀系の草履・バッグ
振袖とバッグの柄は合わせることで統一感を出しましょう。
古典柄の草履・バッグ
現代柄の草履・バッグ
いくら気に入った草履・バッグがあったからといって、先に決めてから、あとで振袖や帯を選ばないよう気をつけましょう。
まずは、振袖や帯を選んでから草履バックを選ぶのがセオリーです。
また、お母様の草履・バッグを使用される際は、鼻緒や草履の底などの状態を充分に確認してください。
成人式の最中に、鼻緒が抜けてしまったり、底がはがれてしまったりする場合がありますので、実際に草履をはいて問題がないか、近所を歩き回ってみるのが良いでしょう。
お母様の時代の草履・バッグ
草履のサイズ感は?
草履は、かかとが1cm位出るくらいが、一番良いサイズ感といわれています。
しかし、普段和装をされない方は、かかとと草履がジャストサイズの方がはきやすく振袖姿的にも問題はありません。
草履の方が大きい場合は、着物の裾を踏んでしまうかもしれませんので、NGとされています。
ご自身の足のサイズにあわせた草履を選ぶようにしましょう。
一般的な表示サイズは下記のようにわかれています。
・21.5~22.5cm → Sサイズ
・22.5~24cm → Mサイズ
・23~24.5cm → Fサイズ
・24~25cm → Lサイズ
・25~26cm → LLサイズ
・26~27cm → 3Lサイズ
※足の横幅が広い、足の甲が高い場合は鼻緒で調整することができます。
草履のはきごこちって?
草履は履き慣れていないと、痛い!とよく耳にします。
せっかくのハレの日に、綺麗な振袖姿を披露しても足が痛くなってしまうと顔も曇ってしまいますよね。
基本的には、鼻緒が布製かエナメルによって履き心地が変わってきます。
布製の鼻緒
エナメルの鼻緒
鼻緒がエナメルだと硬いので、足に当たる面が痛くなってしまいがちです。
布製の鼻緒は、少し太めでやわらかいものが多く、履いても食い込まず痛くなりにくい特徴があります。
初心者の方は、布製の草履を選ぶと良いでしょう。
まとめ
振袖や袋帯が主体なので、全体のコーディネートに合わせた主張しすぎない草履・バッグを選ぶ事をおススメします。
草履に至っては、しっかりと自分のサイズに合ったものを選びましょう。
背が高い方や低い方は、草履の高さも別注で高め、低めにして頂けるお店もございますので、気になる方はご相談してみましょう。