ここでは、体型別にみる振袖の柄の選び方をご紹介させて頂きます。
振袖には様々な柄があり、人から見た印象が大きく変わってきます。
自分の体型にあった柄を選択するために、まずは自分の体型がどれに当てはまるか考えてみましょう。
実は体型の種類は、遺伝子によって決まる!?
日本人のおよそ90%が「バナナ型」・「リンゴ型」・「洋ナシ型」のいずれかの遺伝子を持っていると言われてます。
さて、あなたは何型なのでしょうか?
自分の遺伝子がどれに当てはまるのか?考えながら見ていきましょう。
遺伝子の体型は3種類
β2AR(ベータ2アドレナリン受容体遺伝子)バナナ型
脂肪も筋肉も少なく手足がほっそりしたタイプで、日本人のおよそ6人に1人が当てはまります。
筋肉が少ないため、一度太ってしまうと痩せにくい体質の人が当てはまります。
β3AR(ベータ3アドレナリン受容体遺伝子)リンゴ型
おへその下がぽっこりと出てお腹周りに脂肪がつきやすい、太鼓腹(たいこばら)系の肥満です。
男性に多く、糖分で太りやすいのがこのタイプで、日本人の3人に1人以上があてはまります。
全体的に丸い体型が特徴で、内臓脂肪がつきやすい人が当てはまります。
UCP1(脱共役タンパク質1)洋ナシ型
皮下脂肪が多く、お尻や太ももなど下半身太りになりやすいタイプの肥満です。
女性に多く、脂肪を貯め込みやすいのが特徴で、日本人の4人に1人があてはまります。
骨格が大きく筋肉質で、皮下脂肪がつきやすい人が当てはまります。
体型別にどんな振袖の柄が良いのか?
それでは、遺伝子3種類の体型と身長別におすすめの柄をご紹介をさせていただきます。
バナナ型の人へおススメの振袖柄
- 身長が高く、細身のバナナ体型の方
高身長の人は、柄が華やかで、濃いめの色やハッキリした色がよく似合い着映えします。
少ない柄の振袖よりも全体に柄があるような振袖を選ぶといいでしょう。
基本的に高身長の人は、大胆な大柄でも着こなせますが、高身長でも細身体型の人は少し話が変わってきます。
細身の人は、大きな柄の振袖よりも普通位の大きさの柄で、横に広がりがあるようデザインが似合います。
また、細かい柄でも地色が見えないほど柄が多い振袖などは、高身長が活かせて、豪華な印象になるでしょう。
- 身長が低く、細身のバナナ体型の方
低身長の人は、小さい柄で白や淡い色の振袖がよく似合います。
大きな柄の振袖よりも小さい柄で縦のラインが、強調されているような縦柄や斜め柄の振袖を選びましょう。
黒や濃い色などの収縮色は、縮こまって見えるので、なるべくはさけ可愛すぎる色柄も七五三みたいにならないよう気を付けましょう。
白や淡い色の縦柄で、スラリと身長が高く見えるようにするのがポイントです。
リンゴ型の人へおススメの振袖柄
- 身長が高く、お腹周りが丸いリンゴ体型の方
ぽっちゃりさんには、黒や濃い色などの収縮色がおススメです。
着ぶくれしてしまわないように、濃い色で全体を引き締まって見せ、柄は少し大きめの物を選びましょう。
縦柄や斜めの柄で縦のラインをなるべく強調すると縦長にスラッと見えます。
上半身は柄が少なめだとスッキリとした印象になり、スリム効果が出てきます。
また、着付けでお腹周りを帯で持ち上げるようにするのも効果的です。
上半身のベースの色が1色ではなく、2色以上使われている振袖も細身効果があります。
- 身長が低く、お腹周りが丸いリンゴ型の方
基本的には、身長が高いリンゴ型の方と振袖の選び方は、同じですが、柄は身長が低いので小さい柄を選びましょう。
顔の大きさと同じか顔より小さい柄の大きさが基準になります。
また、身長が低い人はメインの柄の高さにも注意が必要です。
おはしょりの下から柄の流れが始まるのが理想で、メインの柄が高すぎるとおはしょりにかぶっていたり、低すぎると短足に見えてしまいます。
柄の位置は、おはしょりのすぐ下から流れが始まり、ひざより少し上にメインの柄が出る物を選ぶと足が長くスッキリ綺麗に見えるでしょう。
洋ナシ型の人へおススメ振袖柄
- 身長が高く、下半身がふくよかな洋ナシ体型の方
上半身に柄が多いタイプを選んで、視線を上に集めると良いでしょう。
後の柄は、お尻あたりに柄が多く入っている物だとお尻が全く目立たなくなります。
逆にお尻あたりに柄がない振袖は、無地の部分が広がっているとお尻の丸みが強調されてしまいますので、おススメできません。
また着付けで、下半身をやや裾つぼまりにする事で、ふくよかな下半身を細く見えるようカバーする事ができます。
全体的な柄のタイプは、リンゴ型の人と同じく縦柄か斜めの柄で、縦のラインが強調されている振袖がおススメです。
- 身長が低く、下半身がふくよかな洋ナシ体型の方
身長が低い分、大きな柄はNGで小付けの柄を選ぶようにしましょう。
上半身は、なるべく柄の多いタイプにして、視線を上に集め下半身を目立たなくさせる事がポイントです。
下半身もなるべく小付けの縦柄が多く入っていて、お尻あたりにも柄が入っている物を選びましょう。
身長が高い人と同じく、着付けで裾つぼまりにしてもらい、細身に見える効果を演出しましょう。
まとめ
遺伝子のタイプで違う体型と身長別に、おススメの振袖の柄をご紹介させて頂きましたが、参考になりましたか?
体型だけではなく、もちろんお顔立ちや肌の色によって「お顔映り」とのバランスも重要です。
あなたが元々持っている個性や雰囲気に合う振袖を見つけてみましょう。